今日から

3人の生活が

始まった。

何もかもが

初めてで、

二人には

楽しいことの

連続だった。

夜鳴きが激しい時は

有喜の母が

家に来て

昼間は

面倒を

見てくれた。

有喜も純一も

有喜の母には

とても

お世話になった。

母親の

知恵を

沢山教わった。

葵もスクスクと育ち、

二人は

あっという間に

半年という

月日を

過ごしていた。

驚くほど

有喜には

病気の症状が

現れなかった。

医師も

我が目を疑うほどだった。

医師に

死の先刻をされたことが

嘘のようだった。