純一は

医師の説明を止めた。
 
「知ってます!

 だから

 僕達で

 決めたことなんです。

 妊娠するように

 計画したんです。

 子供が欲しいんです。

 子育ては

 僕一人でも

 やってく自身はあります!!」
 
「でもねぇ!!!

 有喜さんは…」

医師は

口を止めた。

看護師を呼び、

有喜を

採血場に連れて行くよう

支持した。

純一と

二人きりで、

医師は

話を進めた。
 
「有喜さんは

 長くは生きれません。

 前にも

 説明したでしょ!

 心の準備は

 しとくようにって。

 有喜さん一人の体でも

 大変なのに、

 お腹の中に

 もう一人となると

 その分負担も

 凄く増えます。

 もう一度

 考え直しなさい。

 いまのあなた達にとって

 大切なのは

 何ですか!」

医師は

あきれた口調で

純一に説教した。