怒られた     幸side

 梨呼が突然言い出した。
 『幸。帰ろう!?』 
 俺はびっくりした。梨呼から突然言われたから・・・。
 『なんで!?』
 『幸体調悪いでしょ?』
 『悪くない。元気元気!』
 『なわけないでしょ!!!!』
 俺は初めて怒鳴られた。
 『あのね、私だって幸の様子ぐらい見てれば分かるの。幸と遊べるだけで嬉しいんだよ。だから、私の前だけで良いから、素直になって?』
 『うん。』
 『私の家おいで。今日誰も家にいないから。今日一日看病するから!!』
 『いいよ・・・。梨呼に心配かけるとか悪いしぃ・・・。』
 『そんなことない。だからおいいで。悪くないよ。だって私幸の彼女なんだもん・・・。』
 『なら、おねがいします。』
 『もちろん!!』
 俺は、梨呼の家についたとたん、梨呼のベッドで寝た。
 
 初めて梨呼に怒られた。