次の日朝起きたらリビングに三嶋隆二がいたんだ。 新聞なんて読んでさ。 母さん…コーヒーなんて入れちゃって。 『おはよう聖也君』 三嶋隆二は俺に気付くと白い歯を見せた。 『おはようございます。』 わざとヨソヨソしく言ったんだっけ? ちょっとした反抗心かな。 三嶋隆二はどこかもの寂しそうな顔してたけど、それを無視して学校に行った。