遠い君

入学して1カ月がたった。

私は、いまだに、月見下君から目が離せないままだった・・・


だって、あんなに、大人数でうるさい女子が
嫌いなのに、私にはかまってくれた・・・

一体どういうことなんだろう・・・?

君は、ただ荷物を拾おうとしただけだろう。

でも、そんな君の行動が私の胸を、ときめかさせて
しまったんだよ・・・

その時、月見下君と目があった。

私は、無意識に顔をそっぽに向けてしまった。

頬を触ってみると、すごく熱かった。

どうしよう。嫌われたかな・・・

と、思い、もう一回月見下君のことを見ると、

彼は、私を見て、笑っていた。

そんなにおもしろかったのだろうか・・・

でも、そんな彼の笑顔をみると、どうでもよくなってしまった・・・

放課後、私はそのことを菜々美に話すと・・・

「え~告白しちゃいなよ~」「えっ・・こ、告白?!」
「そう。告白。もう、1か月もたってるんだしさ~」
あんたの中では、1か月でも私の中ではまだ1日しかたってないんだよっ!

「うーん・・・どうしよ・・」
このまま、毎日彼を見て、ドキドキするだけじゃ、
だめなような、きがする・・・

「わかった。告白する。」「まじ?!頑張れよ~」
「じゃあ言ってくる!」「・・・い、今?!」

「え・・・だって、決めたことはすぐやりたいんだもん・・・」

「わ、わかった。頑張って!」「うん。」

そう言って、私は、月見下君が教室に残っているか確認
しにいった。その時・・・・