「えっと・・・森下 加奈です。
よろしくお願いします」

・・・月見下君のこと短いとか言っておいて、
自分も同じようなものではないか。

・・・自己紹介も終わり、早くも下校時間となった。

「じゃあ、明日は、今日渡したプリントの予定で。
とくに、勉強道具わすれるなよ~」

担任の先生の声が、廊下まで、響く。

うるっさいな・・・・・

「加奈~帰ろう~」「うん」

「・・加奈さ、月見下君の事、すきなったでしょ?」

「な、なんで、わかるの?・・・」

「だって、自己紹介の時、順番くるまで
月見下君の事ガン見だったじゃんw」

そらわかりますよね・・・・・

「頑張れ!うち応援するよっ」「あ、ありがとう・・・」
「じゃあ、この辺でばぃばぃ~」「ばぃばぃ~」

はぁ・・早速菜々美にばれてしまった。

明日から、この恋のせいで、ドキドキ
しっぱなしだ・・・・