まさか、恋愛が一番大切だということも

知らずに・・・


「キャー菜々美~一緒のクラスだったよ~」

「まじで?!やったね~」

と、喜んでいたら、なにか

心をつかむようなオーラが後ろからしていた。

ふと、後ろを振り返ると、

「おっ。玲一緒のクラスじゃん。」

たくさんの男子のなかにいた1人だけ、

私の心をどきっとさせた。

誰だろう・・・何組かな・・・

と、思っていると、入学式の時間になった。1じかんぐらい

入学式が続いた。とくに、校長の話はながかった。


教室へと、移動し、自己紹介をする時、彼の

順番になった。再び私は、心臓がドキドキする。

「月見下 玲です。よろしく」

つきみした あきら・・・?

ってか、自己紹介みじかっ!

そ、それより、やっぱ本当にかっこいい・・・

その、カッコよさは、自分の順番が回ってきても

先生に3回注意されるまで、見とれているほどだ。

「・・さん森下さんっ」「は、はいっ」

「あなたの番よ?」「あ、すいません・・・」