遠い君

次の日、私は、ゆっくり寝たはずなのに、寝坊してしまった。

菜々美には先に行ってと言った。

・・・やっぱり、月見下君の事が気になって、

ねむれなかったんだろうか・・・自分でも
自分の記憶を思い出せない。

私は、急いでしたくをすませ、学校へ向かった。

すると、一番に目に飛び込んできたのは、

千夏ちゃんを囲ってなぐさめている、女子の軍団だった。

「千夏~元気だして~?」「そうだよ~きっと月見下君だって、
もうちょっとしたら、千夏に振り向くって~」

「でも・・・彼女つくってないっていわれたし・・・」

そういって、また泣き崩れる、千夏ちゃん。
マスカラが落ちて、黒い涙となっていた。

そんな千夏ちゃんを見て、月見下君は、やはり

困った顔をしていた。私はその原因がどうしてもどうしても

知りたくて、つい月見下君に聞いてしまった。

「なんで、そんなに困り果てた顔してるの?」
すると、月見下君は!した顔で、

「へ・・・え、べ、別に普通の顔だけど・・・」
「そお?私は違うと思うけど。」

なぜか、いままで、目が合うだけでドキドキしていた
自分だったが、今はなぜか、なにも感じない。

そんな私にますます困った表情の月見下君。

「・・・わかった。じゃあ詳しくは放課後いうよ。」

「うん・・」


・・・放課後!?2人きり?

なぜか、さっきまでなにも感じてなかったのに、

話終わると、すぐにたまってた、ドキドキが心を襲った。

もう・・・告白しないなんて・・・



無理だよ。月見下君。私の気持ちに気づいて・・・