「善?世の中の大人なんて、

こんなもんよ。

イチイチ立ち止まって話したりしないから、


勿論、全ての人が
そうではないかも
しれないけれど、


幾つになっても、難題はあるし、


弱い部分も、
いい加減さも
現実逃避も、
真剣さも、


持ってるものは
幾つになっても
あるんじゃないかな…」



「リオさん、毎日、

色んな気持ち越えて

ここまで
来たんだね。

俺なんか、クソガキだ。


…って、思う反面、


大人って、自分にそう遠くないかな?っても、思う。」



「うん、そうだよ。

今、ちょっと、

痛い側の話しばっかりになっちゃって、


善をそこに、便乗させちゃったけど


チャッカリ理央ちゃんな部分も
いっぱいあるんだ。


ある意味サプライズな、あたしの話には、


まだまだ、続きがあるよ!


善、スタミナある?!」



「全然あるよ。


っでも、寒いね。」


そういいながら、善は、
自販機の方を指差しながら


あたしを導いた。