「しゅ…修司!」



修司は私が仕事場で修司って呼んだのでビックリしていた。



「お前、仕事場では要って呼べって言っただろう」


今の私には修司の説教なんて耳に入らなかった。


「修司!
どういう事?
アメリカって、今週の土曜日にたつって!」



修司はなんでお前が知っているんだとビックリした顔をしていたがすぐにいつもの冷静な顔に戻った。



「お前現実と撮影がごっちゃんになってねえか?」



何で誤魔化すの?


「嘘!
嘘つかないでよ!
私さっき誰かが話してるのきいたもの!」


「まっ、ま、とりあえず落ち着け
全部話すから」



落ち着けですって?
落ち着けるわけがない!