「えっ、ちょと何してるの!?
何で抱きしめるの!?」



「お前ちゃんと台本後の方まで見とけよな。」


そうだけど・・・
抱きしめられたせいで心臓がばくばくいってる。



「ごめんなさい。
もう一度お願いします!」



自分でやるって決めたんだから最後までやんないと!



それから演技の練習は19じまで続いた。


「お前演技うまいじゃん。
このドラマの俺の相手役の木之本萌よりうまいし。
あっ、そうだお前今やってるドラマにでねえか?」



「えっ、そんな事できるわけないじゃん!」


「それができるんだな~
俺を誰だと思ってるんだ?
トップモデルの九条要だぞ。
監督に言ってやるよ。」


でた!
俺様神崎。



普通でいれば本当にかっこいいのに・・・



「今日はこれで終わりだから帰るぞ。
車で帰るから家まで案内しろ。」