「神崎君、何か用でもあるの?」


「・・・。」


神崎君は無言のまま何も話さない。



何で???



「神崎君?」



「今日から仕事だから宜しく。」



「うん。
それより何でそんな俺様みたいな性格と九条要を隠すの?」





「知りたい?」



「うん!」




「教えるわけねえだろ。」




「なっ!!」



「くくく。
嘘だよ。そんな顔すんなって。」



「えっ!
私どんな顔してた!?
てか、今神埼君が笑った!!」




「俺だって笑うよ。」



「九条要でいるときはテレビや雑誌で見たことあったけど、神埼君が笑っているのは初めて見た。」