好きだって言ってくれてるのに

なんで全部受け止められないのかな。


鏡の中の私……
全然可愛くない……。


帰り道すれ違った 中学生に

「男 もったいない……。」って言われた。


龍がコンビニで肉まん買いに 離れた時だった。


「なんで?絶対ないっしょ~~~。
男 めっちゃ趣味悪いっしょ。」


言いたいこと言われて やっぱショックだった。

それから少しだけ後を歩いた。

「どうした?」龍が肉まんを頬張って白い息をはいた。

「ううん。」


龍は笑顔でまた私の手をとった。

「熱いな。早く食え。」


だって…恥ずかしいもの。
肉まんが肉まん食べてるって……
向こうから今度すれ違う人に思われるから……。

「これからは肉まんだな~~。」

龍……大好き


だけど私といても恥ずかしくないの?
不釣り合いの彼女……

いじめられてる情けない彼女……



自分が龍をダメにしてる気がしてならなかった。