「もう…帰ります。疲れちゃった……。」
醜態を見せて私はかなり落ち込んでいた。
せっかく優しくしてくれたのに…
こんな性格だからきっと 呆れちゃっただろう。
「送ってくよ。」
「もうバイクは危ないからいいです。
道が凍結してきたってさっきママが言ってたから。」
「バイクはおまえと今年最後の乗り納めしたから
歩いていくよ。そんなに遠くないだろ。」
「いいです。途中からママに来てもらうから。」
「送ってくって言ってんだろ!!!」
宗方の声が地を這った。
半分キレかかってる……。
「だって……悪いから……。」おそるおそる言った。
「俺がしたいんだから おまえに関係ないの。」
そう言うとさっき返したマフラーをまた
私の首に巻いてくれた。
「いいです。これ返しに来たのに。」
「いつでもいいから それにもう気つかうなよ。
カップケーキはいつでも焼いてくれていいから。」
嬉しかった。
思わず満面の笑みでその言葉をかみしめてる私がいる。
「……可愛いって……。」
「え?」
「おまえの笑った顔……。まだそんな顔 俺しか知らないんだ。」
宗方の顔が近づいてきてまた鼻血が出そうになる。
「からかわないでって…さっき言った……。」
「抱きしめていい?」
「へ?」
私は宗方に返事をする間もなく抱きしめられていた。
醜態を見せて私はかなり落ち込んでいた。
せっかく優しくしてくれたのに…
こんな性格だからきっと 呆れちゃっただろう。
「送ってくよ。」
「もうバイクは危ないからいいです。
道が凍結してきたってさっきママが言ってたから。」
「バイクはおまえと今年最後の乗り納めしたから
歩いていくよ。そんなに遠くないだろ。」
「いいです。途中からママに来てもらうから。」
「送ってくって言ってんだろ!!!」
宗方の声が地を這った。
半分キレかかってる……。
「だって……悪いから……。」おそるおそる言った。
「俺がしたいんだから おまえに関係ないの。」
そう言うとさっき返したマフラーをまた
私の首に巻いてくれた。
「いいです。これ返しに来たのに。」
「いつでもいいから それにもう気つかうなよ。
カップケーキはいつでも焼いてくれていいから。」
嬉しかった。
思わず満面の笑みでその言葉をかみしめてる私がいる。
「……可愛いって……。」
「え?」
「おまえの笑った顔……。まだそんな顔 俺しか知らないんだ。」
宗方の顔が近づいてきてまた鼻血が出そうになる。
「からかわないでって…さっき言った……。」
「抱きしめていい?」
「へ?」
私は宗方に返事をする間もなく抱きしめられていた。


