一途愛

「そ…そんな変な関係…とかじゃなくて…
あ…とにかく…いろいろお世話に…なったから…
よろしく…言ってください。」

「あら 帰るの?いいじゃない。
もう帰ってくるから 待ってなさいよ。」

「いえ・・・・。とんでもない……。
帰ります。」

「ね おばあちゃん 誰この子?
龍の何?」

「なんでも隣の席で教科書とか
化してもらってるみたいだよ。
いつもありがとうね。」


「あら~~そうなんですか?
すみませんね。うちのバカ 迷惑かけてない?」

「え?」

「私は姉の伊織って言います。」


お・・・・・おねえ・・・・さん?

一気にバラ色に変わった風景

「あ 大関っていいます。」

一瞬伊織さんが吹き出しそうになっていたので
火が出そうになった。


「その名字ちょされるでしょ?」

「はい・・・・。」


「ね~~入っていきなさいよ。」

「そ そんな…いえ…。」

伊織さんは強引に私をリビングにつれこんだ。


「今までにいない…タイプだわ。」

私を見ながら 伊織さんが腕組をしていた。