進路の方向性を考える時期がやってきていた。

担任と三者面談
まだ 何も決めてないと言った。

「おまえは成績もあんまりよくないからな。
少し本腰入れないと いざという時何もみつからないぞ。」

頭が痛い・・・・。
そうあんまり成績はよくない。
勉強すること 根本的に学校が嫌いだったから・・・。

私と入れ違いに龍がやってきた。
ちょうど数学の教科担任に用事もあったから
私はまだ職員室にいた。

担任の声が聞こえた。

「お父さんとまだ話してないのか?」

「あ あの人は関係ないっす。自分のことだし。」

「そうはいかないだろ。
おとうさんとおまえの考えてることは全く違うから
ちゃんと話してほしいな。」

「親らしいことなんか一つもしてもらってないな~。」

「そう言わないでさ、
よく話し合ってみろ。」


あの父親・・・・龍を殴ったあの光景が浮かんできた。

絶対 許さない
あんな人が父親だなんて。



私も龍の父親が大嫌いになっていた。