それから三日間
龍からはいつもの おやすみコール

「頭はいい子なんだけどさ やっぱ学校行ってないから
そこから教えるのがけっこう大変でさ。
すぐに集中切れちゃうし…これは
時給はもっともらわないと 割が合わない。」

龍は生徒に振りまわされている様子で
けっこう愚痴ってたりして


「扱いにくいんだよな~~。
俺の堪忍袋もそろそろキレかっかってる。
ごめん もしかしたらもうバイトやめるかも。」

「いいよ~~そんなこと~~
あんま無理しないでね。」

「俺は 教師にはむかねーわ。」

龍が笑った。

「龍に教わったら なんか怖そうよ。」

「まさに俺もそろそろ優しくなれない・・・・。
わがままだなって…。
あ~~~イライラするな~~。
早く やめさせてほしいわ・・・・・。」


龍も愚痴るんだから
これはよっぽどの 悪ガキに違いない。
私は微笑ましく 龍の愚痴に付き合っていた。


悪ガキ?
ううん……。私にとって
恋を揺るがす 最強のライバルになるって知ってたら


「もうやめちゃいなよ。」
そう言ってればよかったね……。


龍 信じてるよ私・・・・・。