一途愛

むかついて枕をたたきつけた。


「何よ 何よ やきもちやいて!!!」

ムカムカした。
電話番号変えてしまいたい。


私は信じるもん
龍が私を大切に思ってくれる心を


「今日からもう絶対不安になんかならないもん。」


決意した。

龍なら信じられる・・・・・。
絶対裏切らない。


そう呪文のように言い聞かせる。


恋ってそんな簡単に手にはいるものじゃない


龍はそんな簡単な男じゃない



龍と私は絶対に揺らがないもの・・・・・。


携帯が鳴った。

龍からだった。

「何してた?」

「ミチルさんから電話が来たの。」

「マジ?なんなのよあいつ。ごめん なんか言われたか?」

「大丈夫だよ。
ミチルさんは 納得したの?怖くて聞けなかったから。」

「どうにもならないから お互い思い出を大切にしよう。
これからは 前を向いて 俺は素直に生きていくって
言ったよ。あいつは爆笑してたけど・・・・。」

「そっか。」


素直に生きていく・・・・

ミチルの知らない龍が 目を覚ましたってことだよね。