一途愛

「ほんとの龍って?」

「優しいだけじゃない龍…激しい龍 冷たい龍
それから…エッチな龍…。知らないでしょ?」

そう言うと思いだし笑いしたように笑った。


いやなヤツ……。


龍に対してどんな気持ちでいるの?
友達の彼女なんでしょ?

それに エッチな龍って…何よ!!!

「ミチル!!」
秀樹がハンバーガーセットを抱えてきた。


私も振り返って龍を見ると
龍も両手に持っていたから慌ててそばにいって
一つ受け取った。

「ありがと。
お金・・・・・。」


「いいよ。今日は俺が連れてきたんだから。
それより あったかいうちに
食べよう。姫…腹すいてたんだろ。」

「き・…聞こえてたの?」

さっきすっごく大きいお腹の音が鳴ったんだ。
でも周りの騒音がかき消してくれたと思ってた。

龍が爆笑したから

「もう~~~いじわる!!」
私は背伸びして龍の頭を小突く。


すっかり私が自分の時間を満喫して振り返ると
ミチルがすごい目をして睨んでいた。

え・・・何 あの人・・・・。

隣で話しかけてきた秀樹に また
天使のように微笑んだ。

美里より 怖いかも・・・・・。
私はそう思った。