一途愛

可愛い人だった。

美里も綺麗だけど もっともっと可愛らしい
小さくて細くて たよりなげで……。

「ビックリしただろ?」秀樹が言うと

「ひさしぶり。」その女の子も龍に笑いかけた。

「俺ら付き合ってんの。
おまえを驚かせようと思ってさ。
ビックリしただろ?」

秀樹がその女の子の肩を引き寄せた。

「俺の彼女で ミチルって言うんだ。
龍の彼女で 姫ちゃんだって。
さすが 龍だな~~女すぐできるし~~~。」

なんかイヤないい方……。


「ミチルです。よろしくね。」


「よろしく。」

さすが都会の人は洗礼されていると思った。
龍のセンスのよさに負けない二人だった。


私・・・?いなかのねえちゃんが必死にお洒落した感じ


「龍 ちゃんと紹介してやれよ。
ミチルとの関係~~。」秀樹がニヤニヤした。

龍はため息をついて

「親父の再婚相手の娘。」


「宗方 ミチルって言います~~。龍の…
おねえちゃんになるのかな~~。誕生日は私の方が
ちょっと早いから。」


小首をかしげて ミチルが言うと
可愛くて…抱きしめたくなった。

大関姫・・・・完全に撃沈・・・・・。


龍が不機嫌なのは すぐにわかった。
憎い再婚相手の娘なら 会いたくなかっただろうにね。