「龍~~!!」

思わず駆けだして 龍に飛び込んだ。

「疲れたよ~~~。」

「今日は闘ったもんな。かっこよかったぞ。」

「ほんと?龍に褒められるのが最高の褒め言葉よ。」

「うんうん それに今日の姫 可愛かったし…
男子からもチラホラそんな話出てたけど?」

「え~~~~~やだ~~~嘘ばっか言って~~。」
嘘だってわかってるのに 少し恥ずかしくなった。


龍はケラケラ笑って
「姫は可愛いな~~マジ最高。」

そう言うとひざを曲げて 私の鼻の頭にキスをした。

「ダメだよ こんなとこで。」


慌てる私・・・・。


「りんごちゃんだ~~。」

「も~~からかうのやめてよね。」


また雪がチラホラと落ちてきた。

「今年の冬は最高だよ。」私

「そっか?」

「だって龍が一緒だから。」

龍の冷たい手を私が温めてあげる……。



「素直な姫 嫌いじゃないよ~~。」

意地悪 龍・・・・・。
早く二人っきりになって・・・・・。


それは・・・・まだ恥ずかしくて言えない・・・・・。