わからない、昔のわたしが全然わからない!




もしかして2年前までのわたしって超馬鹿!?翔くんしか見てなかったから、頭がおかしくなってたとか!?




その可能性はかなりに大有り。




よかった、正気に戻って。






さて、苦手なものがわからないと…だったら、今から探りに行けばいいじゃないか。




幸か不幸かわたしは今、翔くんと同じ屋敷に住んでいる。




弱点を知るには超チャンスじゃんか。




よしっ!




俄然にやる気が出てきたわたしは部屋から飛び出し、翔くんの寝室へと向った。




初日に桂さんに教えてもらったけど、尋ねることもないだろうと思ってたけど、よかった知っていて☆




長い廊下を全速力で走り、翔くんの寝室の前で急ブレーキした。




ふふふふ、さてどんな弱点が暴かれるのかな…?




弱点が知れるという好奇心と見つかったらどうしようという恐怖心が交わっている状態でわたしはソーっとドアを開けた。