捨ててもなんか呪われそう…




わたしはマジマジと翔くんの写真を眺めた。




この写真、よく見ると3年前くらいの翔くんだ。




懐かしいな…





…………………




はっ!!




わたしはいったい何を!?




我を忘れて翔くんの写真を眺めていたのか、さっきから既に30分を経っている。




ぎゃーーー!!何してるのよーーー!!




翔くんの写真なんて別にどうでもいいのに!!




翔くん人形をドスドスと殴りながら、わたしは自分の心を静める。




翔くんなんて知らないし!!嫌いだし!




あんな最低男なんて呪われて早死にすればいいのよ!!




「そうよ!!」




拳を握りながら立ち上がり、わたしは大声で叫んだ。