もう駄目だ、このままでは融けてしまうと頭がパンク寸前になったころ、翔くんが話しかけてきた
「美咲、背中に手回して・・・。痛かったら思いっきり爪、立てていいから」
ついにこの時がきた
翔くんにぎゅっと抱き付き、心の準備が整ったことを翔くんに教えると、ゆっくりと、ゆっくりと翔くんがわたしの中に入ってくる
最初は血が出るぐらいだからとみんな口揃えて言うから、覚悟はしていたはずなのだが、想像を遥かに超える痛みが下半身を襲い、わたしは堪らず翔くんの背中に回していた腕に力を込める
経験したことのない痛みと圧迫感により、もうどうしようもない苦しみというか恐怖感が頭の中を支配している
だけどその瞬間、何かの糸がプツリと切れたように、わたしの目から止めどなく涙が溢れ出てきた
それに気づいた翔くんが何度もごめんと謝ってくるが、違う、そうじゃない
そうじゃないと否定したかったが、口がうまく回らない
違うの、翔くん
わたしはさっきこの行為がとっても恥ずかしいと思ってしまったが、そうじゃなかった
雑誌に書いてあることは本当で、もうどうしようもないくらい痛くて、怖いはずなのに、胸がいっぱいいっぱいになって、わたしは今、堪らなく嬉しかったんだ

