幼なじみ結婚





突然の展開に頭がついていかず、固まっていると、目の前でわたしを押し倒した張本人が今までにないぐらい真剣な眼差しでわたしを見つめていた




もうそれだけで胸がドキドキと高鳴るのに、そのあとに続けられる言葉で更に鼓動を加速させられる




「けど、美咲があんなこと言うんだから、俺もさすがに限界だ」




「えっ、あの・・・その・・・」




あんなことというのは、きっとさっきの欲求不満発言のことで、その翔くんの限界?限界って何だ?




「本当はもっと我慢できると思ってたけど、そう、美咲の今まであの行動ってもしかして全部、俺を誘ってたってこと?」




急に悪戯っ子みたいな笑みでわたしの髪を掬い上げ、キスをするもんだから、わたしは頭の中が完全に真っ白になる




「うっ・・・、そのあのその通りで、ございます」




馬鹿正直に答えると、まさか本当にそう答えられるとは思わなかった翔くんが目を丸めて、顔を真っ赤にさせた




お互い顔を真っ赤にさせ、暫くフリーズしていると、何かおかしくなり、今度は二人同時に吹き出してしまった




「もぉぉ、翔くんまで赤くならないでよ。というか、あそこで意地悪するんだったら、ちゃんと突き通してよね」




「いや、だってまさか本当にそうだったとは思わなくて、それにやっぱりこの体制で緊張しない方が無理だろう」





確かに今はわたしが押し倒されていて、翔くんがそれに覆いかぶさっているていう状態




だけどその状態でもやっぱり何かがおかしくて、二人で赤くなりながら大笑いした





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暫く二人で大笑いした後、笑いすぎて涙が出てしまい、手でそれを拭き取っていると、ふと翔くんの手がわたしの頬に触れる