それなのにいきなり寝室に来なくなったとか、普通に変だと思われることを何故、わたしは気づかなかった!?
布団の中でガタガタと震えていたら、またノックの音が聞こえてくる
わたしはとりあえず居留守を使い、ここにわたしはいませんよと翔くんに思わせる
すると数分後、わたしがいないと思ったのか、扉をノックする音がなくなった
ホッと安心はしたが、なんか少しだけ寂しくなってしまい、翔くんの後姿でも見ようと、布団を被りながら扉をそーっと開けた
「・・・やっぱり、いた」
ん?
何故か翔くんの声が聞こえたぞと声をした方に視線をずらすと、そこには呆れ顔で壁に背もたれしている翔くんの姿があった
騙された!!ノック音がしないから帰ったと思ったのに!!
すぐさま扉を閉めようとしたが、翔くんの手がそれを阻み、叶わなかった
ひぃぃぃぃと部屋の隅に逃げようとしたが、布団で足を滑らせ、その場に転んでしまったところを翔くんに捕まってしまった
そしてわたしはそのまま翔くんに腕を掴まれたまま、翔くんの寝室まで連行されたのであった
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