その日から、キャサリーヌさんの指導の下、わたしは必死に翔くんに愛のアプローチをし続けた
ある日は翔くんに抱き枕されたいって頑張って言って、してくれたのはいいんだけど、そこからまったく何も起こらずだったし
人生初のラグジュエリーというものを購入し、それを身に着け、わざとそれをチラつかせて煽ってみたりと
もう思い出しただけで顔から火が噴きそうなことをひたすらやり続けた結果
「翔くんに寝室から追い出されました・・・」
ショックを隠しきれないわたしは手で顔を覆い、ひたすら落ち込んだ
わたしの姿を見たキャサリーヌさんも頭をうーんと抱える
「以前は半分冗談で言ってましたが、これは確実にクロに近いデスヨ。かなり高い確率でカケル、デキナイ男の可能性が出てきました」
「・・・」
もうショックで何も答える気になれないわたしにキャサリーヌさんは励ますように明るく振る舞う
「だ、だからカケルがミサキに一切手を出さないのは、ミサキに色気がないからとかそういうものではなく、元々カケルに性的欲求がないだけで・・・」
「キャサリーヌさん・・・」
「はい?」

