「おやすみ」
状況がまったく理解していないわたしを他所に、翔くんは再びわたしに背を向け、布団の中に入る
しかもさっきよりも若干距離が遠くなった気がする
えっ、何?
なんでいきなりこれを!?
もしかしてこれを抱いて寝てろってことですか!?
自分ではなくこの熊のぬいぐるみに抱き付けと?!
まさかの『女性の胸』アピールが失敗に終わった
女性の胸には愛と夢がいっぱい詰まってるんじゃないのかよ、おい!!
それともわたしの胸の大きさじゃ、そんなもの入ってないとでも言いたいんですか!?どうなんだ、わたしの胸!!
しかしそんなことを胸に問いただしたところで、虚しくなるだけなので、わたしは大人しく熊のぬいぐるみを抱きながら眠ることにした
熊のぬいぐるみに顔を埋めると、微かに翔くんの匂いがして、きゅんと胸が鳴ったが、ますます悲しくなったのであった
人肌が恋しいよぉ・・・
完全なる欲求不満です

