「か、かかカケルとまだラーブな行為をしていないと言うのですか?」
「は、はい・・・」
持っていたティーカップがわなわなと震えだし、ついにその振動で中の紅茶が零れ落ちそうになったとき、キャサリーヌさんはガシャンとそれを机の上に置いた
「これは由々しき事態デス!!まさかカケルがデキナイ男だったとは・・・これはボスへのご報告が必要デスネ!!」
「えぇぇ!?やだ!やめてください!!」
今にも社長室に突撃しそうな勢いのキャサリーヌさんを必死に引き止める
巧叔父さんにこんなことで悩んでいるって知られたら恥ずかしくて生きていけない
というかもし知られたら、巧叔父さんから翔くんに伝わってしまう恐れがあるじゃないか!!
わたしの必死が伝わったのか、キャサリーヌさんは少し不服そうだが、元いた場所に座る
「で、でもまだ翔くんが出来ない人だと決まったわけじゃありませんし・・・」
「そうですね、或は女性経験が乏しいことを悟られるぐらい下手くそなのか、それかチキンのどちらかデスネ」
どっちにしてもいい理由じゃないな
・・・翔くんの女性経験・・・
そりゃあ翔くんだってちゃんとした男の人だし、わたし以外の女の人とそういう関係になることもありえないわけじゃないよね
うん
と自分に言い聞かせてみたものの、やっぱり胸が痛い

