結婚式から一週間




わたしはただいま、幸せの絶頂にいます!!





「はぁ~・・・翔くんが可愛すぎる」




「はぁ?!」




いつもの休み時間、そんなことを口走っていると、横で本を読んでいた聖美に変なやつに向けられるような視線を浴びせられる




だが、そんなに全然気にならない




そのぐらいわたしの頭の中は絶賛翔くんワールドなのです




「だってだって翔くんったら、本当に可愛いんだよ!もう最近ずーっと翔くんを観察していても新しい発見があって全然飽きない!!」




「はぁ・・・、でも美咲結構前から翔くんのこと観察はしてたよね?」




「そうだけど、でもなんか最近というか以前は気づかなかったんだけど、翔くんってもしかしたらかっこいいうえに可愛い人なのかもしれないと思えてきたの」




はぁと呆れ顔でわたしの話を聞く聖美




そんなわたしに賛同してくれるのは意外な人物で





「わかる。翔さんって、カッコいいくせして何故か目が離せない可愛さも兼ね備えてて、まさしく完璧な人」




前の席から乗り出すように輝は超真剣な顔でそう言った