はーいと返事をすると、ドアが勢いよく開けられ
「ハーイ!!美咲!!How are you?キャサリーヌが来ましたよぉぉー!!」
陽気な声でキャサリーヌさんが部屋へと入ってきた
「キャシー、あんたもっと静かに入ってこれないの?」
どうやら母さんはキャサリーヌさんと知り合いらしく、呆れ顔でそう指摘すると、キャサリーヌさんはにひひと笑いながらドアを閉める
「すいませんねー、ついにこの日が来たと思うと嬉しくてついいつもより声を張り上げてしまいマシタ!」
「元気がいいのはいいことなんだけど、あんたいったい何しに来たのよ」
母さんに言われるまで自分がここに来た理由をすっかり忘れていたのか、ポンッと何かを思い出したかのようにドアをもう一度ドアを開け、誰かを呼び入れた
入ってきたのは、とても幼い男の子で、恥ずかしがり屋なのか部屋に入ってきてすぐにキャサリーヌさんの後ろに姿を隠す
あれっ、この子どこかで・・・?
「Hey!ジュニア、何を恥ずかしがっています?アレを美咲に渡すんでしょう?」
やっぱりキャサリーヌさんの息子さんだ
嬉しいなぁ~、親子そろって来てくれたんだ
あっ、てことはキャサリーヌさんの旦那さんにも今日会えるかな~

