あれっ・・・?
「お、怒ってないですか?」
恐る恐る顔を上げたが、あまり怒ってないような顔をしている
「はい、美咲様も今時の若い方なので遅れることは重々承知しております。ですが、今回のようにご連絡もない場合はさすがに心配してしまいますので、わたしの番号を美咲様の携帯に控えさせていただければ幸いです」
「あっ、じゃあ今赤外線で交換しましょう、番号」
「恐縮です」
鞄から携帯を取り出そうと手に持った瞬間、携帯を翔くんに取られた
ちょっ・・・
「翔くん!!」
「そういえば、お前番号変えただろう。2年前ぐらいに。何度かけても繋がらないし、なんで俺に教えない」
ギクッ
それは…2年前に翔くんに関するものは全て廃棄したので、もちろん翔くんの番号や隠し撮りした写真などがいっぱい入ってる携帯もそのときに捨てたのなんて・・・
口が裂けてもいえない
そうこう考えているうちに翔くんがポケットから自分の携帯を取り出し、わたしの携帯と赤外線し始めた
「ちょっ、何してるの!!」
「ちょうどいい機会だから、俺の番号を持ってろ」
「いらないよ!!消す、即消す!!」
「…そうか、じゃあ消すか」
えぇぇぇ、あっさり!!
か、翔くんの番号・・・うぅぅぅ・・・!!
さっきわたしの携帯に登録されたばかりの自分の番号を消そうとボタンを押している翔くんの手をわたしはガシッと掴んで止めた

