恥ずかしいが、ここ最近翔くんとのキスも長らくしていないし、今は誰もいないからいいよねと思い、目を瞑って翔くんがキスをしてくれるのを待っていたが
・・・・・・・・・・・・
ん?
中々キスの感触が感じられないぞ?
いつもなら数秒で唇に温かく柔らかい感触が重なるはずなのに、今は数十秒待ってもそれがない
一体何があったのだろうと、そーっとまぶたを開けてみると、目の前にいたはずの翔くんがいなく、遠い向こう側から誰かが走り去る音が聞こえた
・・・え?
もしかしてわたし、おちょくられた?
翔くんにわたし、弄ばれた?!
ショックでその場にへなへなーと座り込んでしまったわたしは頭を抱えた
どうしよう、本当に浮気してたら、どうしよぉぉぉ!!
*
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それから何回かわたしは翔くんに接触しようとしたが、翔くんはもちろんありとあらゆる人にそれを拒まれ続けた

