「それじゃあ、僕そろそろ帰るね。君も早く休んだ方がいいよ」
空になった菓子袋を丸め、ゴミ箱にそれを投げ入れた雪は立ち上がる
「・・・少し聞きたいことが・・・」
そう言って引き止めると、奴は珍しそうに人の顔を眺め、そしてへにゃと微笑んだ
「何だい?君が僕に質問なんて滅多にないからね、嬉しいなぁ~」
そしてもう一度椅子に座りなおすと、俺が口を開くのを今か今かと待ち望んでいる
なんだそのキラキラした瞳は
ますます話しにくくなってしまったが、渋々口を開けることに
「その・・・いつかはわからないが、今回の一件が終わった後に、あいつと一緒に食事でもしようと思うのだが・・・」
「おぉ、ついに和解!?和解することを決意したんだね!!」
「いったい何を話せばいいんだ?」
「・・・は?」
今まで親子らしい会話を一度もしたことがなかったせいか何を話せばいいかまったく見当がつかない
ので普段から自分の子を溺愛していて、鬱陶しいと思われるほど接触している奴に聞くのが一番いいと判断したので、聞いてみるが、反応を見るからに明らかに聞く相手を間違えた

