幼なじみ結婚





しかもそれが原因なのかは知らないが、その時期からひばりから向けられる視線が明らかに嫌悪へと変わってしまっていて、柄にもなく落ち込んだのも覚えている





「あ、あれは別にその・・・そんなつもりで言ったわけじゃ・・・」




「へぇー。じゃあいったいどんなつもりよ?4歳児のまだ幼気な息子に対し『ぬいぐるみなんて子供っぽいものを連れ歩くな』っていう言葉は」




「だからあれは、当時あいつには色々なものを買い与えていたつもりだったが、あのぬいぐるみ以外のものに一向に興味を示さないから、もう少し他のものにも興味を持てという意味で・・・」




そこまで言うと、奴からの心底呆れたかのような視線に気づく





「君・・・、それはさすがの僕でも解読できないわ・・・。しかもそれを4歳の息子に言ってのけるとは、ちょっと引くわぁ・・・」





「なっ?!」




「君が言葉を端折るのも一つの原因だと思うけど、言葉の選択も気を付けた方がいいと思うよ。たぶんそんなんだと一生誰ともまともな会話が出来ないと思う」




「馬鹿言え。涼香とはちゃんと会話が成り立っているんだ、他の奴らの理解力の乏しさの問題だろう」




「それはきっと涼香ちゃんが君なんかと長年連れ添った夫婦だからであって、それはそれで君との会話を成立させている涼香ちゃんを褒めてあげたい」




「~~~!!」




俺は堪らず奴の持ってきたメロンを奴の顔面に投げてやりたい衝動に駆られたが、そこで怒りを露わにするとますます何か言われそうだったので、なんとか抑え込んだ