的外れな言葉のせいで開いた口が塞がらない
「僕が思うに君は、中途半端に非情な人なんだよ。だから逆にそれが苦しいんだ、結局はどっちつかずだからね」
「いったいどういう・・・」
「今だって非情とかなんとか言ってるけど、結局は倒産間際の結城をそうではない別の方法で立て直そうとしてるんじゃないの」
「それは・・・」
俺の膝の上に無造作に置かれた書類をチラッと一瞥して、奴は淡々と話を進める
「今までだってそう。確かにたくさんの企業は設楽が倒産へと導いてしまったけど、それでも君はそこで終わりにさせようとはしなかった。たくさんの人がそこで立ち止まらずにいられたのは、君が前へ進むための道を用意したからなんじゃないの?」
「・・・・・・」
確かに押しつぶされるような罪悪感で申し訳程度にやっていただけで、だからってそれで全て許されるわけではない
自分の話に俺が納得していないとわかっていた雪は小さくため息を吐いた
「ねぇ巧くん。僕ね、さっき君の秘書、キャサリーヌちゃんだっけ、その人の部屋の中を案内されたんだ。そしたら吃驚、そこにはね数えきれないぐらいの君へのお見舞いの品が置いてあったんだよ」
その言葉に顔を上げる
見舞いの品・・・?なんの話だ?

