そこにはベットに横たわりながら何かを見ている巧叔父さんとその横で姿勢を正し、いつもわたしが座っている椅子に座っている翔くんの姿が見えた
おふぅっ、危ない!!
もしキャサリーヌさんが扉の前にいなかったら、確実そのまま部屋に入って、翔くんに見つかるとこだった
未だにわたしはまだこのお見舞いを翔くんに言ってはいない
だから今、ここで会うのは少々やっかいになる
よかったーっとほっとしたが、すぐに翔くんの異変に気付く
・・・翔くん、なんかすっごく眠そうに見える
姿勢を正し、椅子に座ってはいるが、頭が微かに上下に揺れている
確実にウトウトしてる、さてはまた徹夜続きだな
最近何故か桂さんから翔くんの部屋に近づいてはいけないと言われ、仕事で疲れてるからわたしに会う暇があったら寝たいよね、しょぼぼんとなっていたが、違った
本当は夜寝ないで仕事していて、わたしに邪魔されないようにわざと近づかせないようにしてたんだ
もしわたしが知ったら意地でも寝かしつけるからね
今日は絶対に誰に止められようが翔くんの部屋に行こう

