これでやっと巧叔父さんのことが知ることが出来ると思ったのだが、中々尻尾をお出しになってくれないので、未だに好感度が十点満点のうち0.5点しかない状態です(この間の件で2にまで上がったが、そのあとまた1.5下がった)




ふふ、本当に道のりが長くて、先が見えなーい




「・・・そろそろ剥き過ぎじゃないのか?」




「えー?そうですか?」




気付いたらお皿に山のようにてんこ盛りに盛られたりんごを見て、わたしもうん、さすがに剥き過ぎたとりんごを剥く手を止め、そろそろ帰る時間だったので帰り支度を始めていると、また巧叔父さんに声をかけられる




「最近あまりにもここの見舞いに来過ぎじゃないか?」




「まぁ・・・。未だに巧叔父さんを好きになれる要素が見つからないので・・・」




「そうじゃなくて、お前自分の父親のところに見舞いは行かないのかと聞いている」




「あぁー、父さんですか。確かにストレスで胃に穴が開いてぶっ倒れてましたねー、一年前までは」




「・・・は?」




わたしの言ってることを理解していないのか、珍しく巧叔父さんが首を傾げている




そう、みなさんお忘れになってるかもしれませんが、わたしの父は二年も前からぶっ倒れていて、そのせいで今も花菱の経営状態はぐらぐらです