「おいっ!!!」
「えっ!?、あっ、はい!!」
突然大声で呼ばれたので、前を向くと、珍しくこっちを見ている、というか睨んでいる巧叔父さんがいた
「・・・何か?」
「何ボーっとしている。危うく指の皮まで剥くところだったぞ」
「へっ?あっ・・・」
手元に視線を移すと、確かにナイフがわたしの指を切る一歩手前で止まっている
ボーっとしていたせいで気づかなかった・・・
最近はあまり手を切らなくなったから油断してたけど、やっぱり刃物を持っているときに考え事はいけないよね
そしてわたしは半分まで剥いたまだまだ歪だけどなんとかりんごの形を保っているそれを最後まで剥いてみせた
それにしても巧叔父さんがわたしの方を注意してくれてたなんて意外だなぁ・・・
血のついていない綺麗なりんごをお皿に盛り付け、少しだけ汚いりんごを食べていると、またもや珍しく巧叔父さんの方から声をかけてきた

