聞くのに少し躊躇ってしまったが、確認しなければいけない気がして、わたしは意を決して聞いてみた
「あの・・・もしかして美礼さんが言ってた全ての首謀者って・・・て、輝、ですか?」
わたしの口から彼の名前が出るのに驚いている様子はなく、いつもの絶世の笑顔で
「ぴーんぽーん!あったりー、そう!これぜーんぶわたしの従弟、輝くんが提案したのです!!」
そう答えた
や、やっぱり輝だった
そうであって欲しくないと心の中で思っていても、現実はそうはいかなかった
でもそれでもやっぱり主張したいことがある
「わ、わたし、輝からその、設楽のことが嫌いって言われたのですが、普通嫌いな相手に協力を求めるのでしょうか?というか憎いとまで言ってたんですよ・・・」
「あははー、確かに輝くんは設楽翔のこと死ぬほど嫌いだと思うよ」
うっ、まさか死ぬほどまでだったとは・・・
「もちろん心の中じゃ悔しいと思っているけど、嫌いだからって力ある人に協力を求めずに全てをぶち壊してしまうほど輝くんは子供じゃないんだよ」
そう言う美礼さんの声のトーンは明らかにさっきとは違った

