「それで最終手段として花菱買収の話をお爺様に持ち掛けて、それをワザと設楽にちらつかせてみたの。花菱は設楽にとっても重要だからね、そういう話が浮上したら普通に敵情視察をするでしょう?だから、ついでに結城の今の現状を知ってもらって動いてもらおうと思ったの。で、今まさにその状況にいるってわけ」
真実を全て聞いた後、わたしは暫くぼーっとしていた
美礼さんがしていた話はまさしく、兄さんたちの予想通りだった
前から思ってたけど、兄さんたちはいったい何者?なんで全部知ってるの?会社経営に足を突っ込むとそういう洞察力に長けてくるのかなぁ・・・
でもこの計画を立てた人も相当なものだ
兄さんたちはさておき、結城内の現状を何も知らない人からするとこれは普通に結城が設楽に喧嘩を吹っ掛けたように見える、現にわたしも昨日まではそう思ってたし
結城の会長に気付かれないようにこれを実行するのも相当神経と頭脳を使うし・・・
・・・・・・
何故だろう
わたしはその計画を立てた人物を知っている気がする
あんなことがあったからそうであるはずがないと思ってたけど、あの時あの人は確かにあそこにいた
美礼さんがあの日、あのホテルで合流するはずだった全ての首謀者は

