幼なじみ結婚





・・・ここまで話を聞いている限り、美礼さんはとっても結城のことに詳しいのでは?




「あ、あの・・・美礼さんって本当に事業とか関わっていなかったんですか?」




「あぁー、確かにさっきの話の内容だと、わたしめっちゃ結城のこと知ってるような感じだよね。そうじゃないんだよ、わたしはただの協力者。あの時、直接設楽に接触出来たのがわたしだけだったからね。わたしがさっき話していたのはぜーんぶこの計画の首謀者から入り知恵かな?」




美礼さんがラッキーと言っていた、設楽に直接関われることってのはたぶん結城の会長から命じられた翔くんとの婚約のこと




もし隠れて設楽に接触したとしても、何れはばれてしまう




だから逆にその婚約話を利用して美礼さんを使って、何度も翔くんに結城の現状を話そうと思ったけど、会長の方も意外としぶとくて会話を全て録音されてしまうから迂闊に切り出すことも出来ない




そして、あの日全てのことを話そうと部屋まで用意してたというのに、のこのことわたしがやってきたわけで・・・




・・・・・・




完全にわたしが邪魔してるじゃん!!





「え・・・あの、そのご、ごめんなさい!!」




「いやいや、美咲ちゃんは悪くないよ。むしろ設楽翔が鈍感すぎるのがいけない。散々それっぽい話を吹っ掛けたのに、まるで気づかない。美咲ちゃんには悪いけど、本当に腹が立ったよ!!」



その時のことを思い出してるのか、美礼さんが急に声を荒げるので、ビクッとしてしまった