美礼さんに押されるがままにソファに座らされ、そのまま紅茶を薦められたので、とりあえず一口、ごっくん
なんか最近紅茶の飲む回数が増えてきているような・・・
目の前にいる美礼さんは既に口の中に何枚もクッキーを頬張っているのか、どことなくリスに見える
頬を膨らませている姿も見惚れるぐらい美しい
口の中のクッキーを紅茶で一気に流し、そしてまた外見とは似つかわしくない叔父さんみたいに『ぷはぁー』と息を吐いた
「いやぁー、最近忙しいからさ、こんな風に一服出来る時間なんて中々無かったんだよ!やっぱりこの店のクッキーは美味しいなぁ・・・」
そしてまたクッキーをパクッと食べる
忙しい・・・
美礼さんが前会った時同様、テンションが高いために全然そんな風には見えないけど、所々に倒産をちらつかせる言葉が発せられるので内心ドキドキしている
こ、ここはわたしからその話題に触れてもいいのかな・・・?
そもそも美礼さんに連絡したのは、その、兄さんたちの言っていることがあまりにも現実味がなさ過ぎて、当事者とはいかないが結城の誰かに聞いて、真実を知りたい!と思ったので、丁度この前ホテルで食事したときに美礼さんに連絡先をもらっていたことを思い出したというわけなんだが
どうしよう、本題に切り出しにくい

