「えっ、それってつまり・・・」
「花菱は結城に買収されてはいないんだ」
ジャキッ
この爆弾発言のせいでわたしは今、手に持っている造花の茎の部分を真っ二つに切ってしまった
「え、えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!?!」
そしてわたしのこの叫び声は花菱の屋敷中に木霊したのは言うまでもない
えっ、だって、だって、あの時は確かに兄さんたちも買収されてどーしよーって言ってたのに、新聞にだって書かれてて、マスコミとかもいっぱい屋敷の前に来てたのに
えっ、はぁっ?!
まったく頭が理解してないんだけど・・・
「美咲が驚くのは無理はない。ぶっちゃけ、兄さんたちもまさか買収の話が直前で白紙になるとは思わなかったよ」
「直前・・・?えっ、あの時もう結城に買収されたんじゃないの?」
「いや、あの時はまだ。誰が嗅ぎ付けたのかは知らないけど、情報が外に漏れちゃって、買収される一歩手前で世間に公表されちゃってて・・・」
「いやぁー、あの時は困ったね」
「ねぇー」

