キャサリーヌさんの言葉に更に苛立ったのか、周りの空気がまたピリピリとなっていく
「・・・お前、自分の雇い主が誰だかわかってるのか?」
「もちろんデス!!ですが、今のわたしにとって優先される順位はボスではなくシュークリームを持ってきてくれたミサキ!!ということで、わたしは今シュークリームを食べるのに忙しいので、モロモロなことはあとにしてクダサイ!!では!!」
ヒール音がカツカツと遠のいていくと同時に巧叔父さんは手に握っていて紙をグシャリと握った
やばい、完全に怒ってるぞ、これ
この状態で二人にしないで!!キャサリーヌさん、カムバーーック!!
だが本当にシュークリームを食べに行ってるのか、帰ってくる気配がまるでない
「やってくれたな・・・」
「は、はい!?」
突然話かけられたので、思わず噛んでしまったが、気付いたら巧叔父さんがめっちゃわたしを見ている
「その歳で賄賂を贈るとは、中々やるじゃないか」
「わ、賄賂なんて、そんなぁ・・・」
って恍けてみたけど、あれはまさしく賄賂なんだけどね