一晩、いったいわたしが何をしたいのかを考えた結果、こうなった








「・・・」



「・・・」



「・・・」




重苦しい沈黙の中聞こえてくるのは、巧叔父さんが何かの資料を捲る音だけ




こっちには見向きもしない巧叔父さんに早くも心が挫けそうになったが、翔くんの昨日の言葉を思い出し、なんとか持ちこたえた




とりあえずお土産のあれを出しておこうと、足元に置いていた袋の中に手を突っ込む




ガサガサガサガサ




ビニール袋の中に入れてるせいかガサガサうるさいが仕方がない




だけど巧叔父さんはその音に耐えられなかったのか、わざとらしく大きく咳払いをした




「・・・何のつもりだ?」




やっと口を開けたと思ったが、鋭い目つきで至近距離で睨まれ、蛇に睨まれた蛙状態になりかけた




空気がかなり重いが、わたしは意を決して言葉を発した