むぎゅーっと頬をつねってみたが、案の定痛い
夢、なわけないかぁ・・・
でも・・・わたしが色々考えても何かが変わるのだろうか?
わたしには花菱を元に戻すことも、結城の策略を止めることも、巧叔父さんの意思を変えることも出来ない
なーんにも出来ない
所詮わたしは家が少し裕福ってだけで何の影響力もないただの女子高生
わたしがどんなに悩んでも、何をしようとも何にも変わらない
完全に役立たずだ、自分の無力さに呆れる
「・・・」
一人でいるとますます暗いことを考えてしまうので、ある場所へと向かう
きっと突然お邪魔したら迷惑だと思うけど、こんな時に一人でいたくない
わたしが向かった先は

