トボトボと屋敷まで戻ると、とっくに日は暮れていて時計を見ると既に時計の針は7時を回っていた
わたしの帰りがあまりにも遅かったのか屋敷に戻ると、たくさんの使用人さんたちが心配してくれたのか部屋に着くまで色んな人に声をかけられた
その一つ一つを返事しつつも頭では別のことを考えていて上の空の状態はますます人を心配させたのか、みなさん最後には『早くお休みになられてください』と優しい言葉をかけてくるが、その言葉にも曖昧な返事をして、わたしは部屋に入るなりベットに飛び込んだ
頭の中がグルグルする
たくさんのことがいっぺんに起こりすぎて、もう何が何だかわからない
花菱のみんなはどうしてるのかな・・・
結城のことも気になるし、
巧叔父さんも急に戻ってきたし、
翔くんはこれからどうするのかも気になる、
キャサリーヌさんとの会話だってわたしの頭を痛くさせている一つの原因だし
駄目だ、もう頭の中がごちゃごちゃしすぎてパンクした
何も考えたくない
このまま寝て、明日の朝になったら全部わたしの夢とかにならないかなぁ・・・?

