今の状況を簡潔に話すと、頭が混乱しすぎてよくわからなくなったわたしは思わずその場で泣き出してしまい、そんなわたしを目の前におたおたと慌てる翔くんを押しのけ、わたしはその人の胸の中に誘われ、今に至る。
「ヨシヨーシ、いい子デスネー。はぁぁ、やっぱり女の子はいいデスネ。触れてるだけで癒されていく気分です」
わたしが胸の中で身動きできないのをいいことにめちゃくちゃ触られまくっている
またキスとか、それ以上のことをされないように必死に抵抗するが、あっさりとやぶられてしまう
「そういえば、あなたの名前、まだ聞いてませんデシタネ。お名前は?」
めっちゃ頬ずりされながら、今更感満載な質問をしてきたが、まぁ一応礼儀なので答えることに
「み、美咲です・・・」
「ミサキちゃんですか?!とっても可愛らしいデス!!そうですか、ミサキちゃん、ミサキ・・・・・・・ミサキ?」
「はぁ・・・美咲ですが・・・?」
やけに名前を連呼されるなと思うと、今度はずいずいっと顔を近づけてきた
ひっ、またキスされる!!
と思い、身構えても何も起こらず、何故かキャシーさんの顔から笑顔がみるみるうちに消えていった

