「オォ!キスをしただけでそんな風になってしまうなんて・・・すっごくウブなのですね!ますます可愛らしいです!!」
「キャシー・・・、お前絶対何かしただろう」
動かなくなったわたしを金髪美女から守るように抱え込む翔くんはどこかこの状況に慣れているご様子
まさかこんなところでわたしの初・ディープキスを翔くん以外の、しかも女の人に奪われるなんて・・・
そもそも本当にこの二人はどういう関係なんでしょうか?
唇を奪われたショックも大きいが、二人の関係の方が気になる
それに2年前のことだって・・・
「あの・・・」
言い争いをしている二人の会話に割って入って、聞いてみる
「あなた、誰ですか?」
敵意丸出しで、自分なりに睨みをきかせながら金髪美女にそう言うと、そんなことは全然気にせずに美女は明るく自己紹介を始めた

